カピとホウさんのお金の話

副業を一件試してみたいんだけど、飲食店のバイトも、せどりも、ブログも気になる。どれから始めたらいいのかな?

まず、いつまでにお金が必要かを決めよう。そのあとで、仕事に使える時間を確かめると選びやすいよ。

副業を何から始めるか迷ったら、いつまでにお金が必要か・週に何時間使えるか・いくらまで使えるかを決めましょう。 早くお金が必要なら、バイトなど給料をもらう日が決まっている仕事から探しましょう。 収入を待てるなら、ブログなどを少しずつ育てる方法もあります。

副業を選ぶ前に決めること

  1. いつまでに、いくら必要かを決めましょう。
  2. 会社の仕事と休む時間を先に取り、残る時間を数えましょう。
  3. 生活費を残して、副業に使えるお金を決めましょう。

お金が必要な日から考える

来月の支払いを少し補えたら助かる。でも、いつか自分の商品も作ってみたいんだ。

来月のお金を稼ぐ仕事と、自分の商品づくりは分けて考えましょう。 来月使うお金なら、まず「いつから働けて、いつお金をもらえるか」を確かめましょう。 例えばバイトで「月末締め・翌月25日払い」なら、9月に働いた分の給料は10月25日に受け取ります。

ブログやアプリは、作った後も、読者や買ってくれる人を集める時間が必要です。 数か月かけて試せる人は、作る時間と、知ってもらうための時間を予定に入れましょう。

ここがポイント

「いつ働くか」と「いつお金が入るか」を分けて確かめる

来月のお金を稼ぐなら、働き始める日と支払日を先に見よう。自分の商品づくりは、生活費をほかに用意できる時期に試すといいね。

会社の仕事と休む時間のあとに、何時間残る?

「週末が空いている」だけでは、働ける時間を決めにくいものです。 家事や移動、休む時間を先に取り、残る時間を数えましょう。

例えば土曜の午前に2時間、日曜の午後に2時間なら、まずは週4時間です。 応募や打ち合わせ、商品を知ってもらうための投稿も、その4時間に含めましょう。

バイトをするなら、会社の仕事と時間が重ならないかも確認しましょう。 厚生労働省は、副業をするときの働く時間や健康について、資料を公開しています。[1]

週4時間なら、最初から毎週何件も受けるのは難しそう。移動のない仕事でも、連絡する時間は要るね。

六つの副業で、お金が入るまでを比べる

副業の候補を六つ比べてみましょう。 「業務委託」は、記事を書くなどの仕事を依頼されて引き受けることです。 「せどり」は、品物を仕入れて売ること。「個人開発」は、自分でアプリなどを作ることです。

お金が入る日・かかる費用・作業で副業を比べる
副業お金をもらうまで先にかかる費用の例主な作業
飲食店バイト採用されて働き、決まった給料日に受け取る交通費など。お店が払ってくれるか確認お店で働く時間に加え、行き帰りの移動
業務委託仕事を受け、完成品を渡す。相手の確認後、決まった日に受け取る道具やソフト。仕事を紹介するサービスの手数料連絡、作業、完成品の修正
せどり仕入れた商品を売り、買った人に届ける。使うサービスのルールに沿って受け取る商品の仕入れ代、箱や袋、送料仕入れ、写真撮影、出品、発送、質問への返事
ブログ紹介した商品や有料記事が売れるなどして、収入を得るブログを公開するためのサービスの利用料など調べもの、記事や画像づくり、古い情報の書き直し
YouTube広告を載せる条件を満たし、動画を見てもらって収入を得るカメラなどの機材、動画編集ソフト動画の内容を考える、撮る、編集する
個人開発自分で作ったアプリを買ってもらうなどして、収入を得るアプリを公開するためのサービスの利用料などアプリづくり、動かない部分の修正、質問への返事

もらえる金額と口座に入る日は、応募先や使うサービスで確認しましょう。 すでに持っている道具で試せるか、収入がない期間も費用を払えるかを確かめましょう。

YouTubeで広告収入を得るには、条件を満たして「YouTube パートナー プログラム」に参加し、広告の設定をする必要があります。[2]

フロー型とストック型という見方

働くたびにお金をもらう方法を「フロー型」と呼びます。バイトなどが当てはまります。 作った記事や商品が、後からもお金を生む方法を「ストック型」と呼びます。ブログなどが当てはまります。 詳しい違いと始める順番は、フロー型・ストック型の比較で紹介しています。

フロー型とストック型の比較。左は報酬を受け取るカピで、飲食店バイト、単発の業務委託、せどりを示す。右はブログ、YouTube、個人開発の三つの芽に水をあげるカピ。
働く、売るたびに収入を得るフロー型と、作った記事や動画、サービスを育てるストック型。

ストック型にも記事の更新や動画の制作、アプリの修正といった作業があります。

早くお金が必要なら、バイトや記事を書く仕事など、仕事内容と支払日が決まっているものを探しましょう。 自分の記事や動画を少しずつ育てたいなら、ストック型を試してみましょう。

フロー型で収入を得ながら、空いた時間にストック型を育てる始め方もあります。

最初の一件を選ぶための3ステップ

  1. 自分の条件を書き出しましょう。 「いつまでにいくら必要か」「週に何時間使えるか」「追加費用はいくらまでか」を一行ずつメモしましょう。
  2. 候補を一つ選び、仕事の条件を確認しましょう。 バイトなら時給や働く時間を確認しましょう。依頼を受けるなら、何を作るか、どこまで直すか、いくらもらえるか、いつ払われるかを聞きましょう。ブログなら、誰に向けて何を書くかを決めましょう。
  3. 続けるかを考える日を決めましょう。 最初の仕事が終わった後や、一つ目の記事を公開した後に、かかった時間とお金を振り返りましょう。

例えば、来月中にお金が必要なら、来月までに支払ってもらえる募集を探しましょう。 収入を待てるなら、最初の1か月でブログの記事を一つ書いてみましょう。一本書くのに何時間かかるかを知ると、次の予定を立てやすくなります。

勤務先のルールと、高額な契約を確認する

会社員は、会社のルールである「就業規則」を読み、副業をしてよいか、会社への連絡が必要かを確認しましょう。 会社の秘密を外に漏らさず、睡眠や休む時間も取りましょう。[1]

「稼ぎ方を教えるので、高い教材やサポートを買ってください」「お金がなければ借りてください」。 国民生活センターは、こうした副業の勧誘に注意を呼びかけています。 不安な契約はその場で決めず、消費者ホットライン188に電話して相談しましょう。[3]

利益や税金も含めた始める前の確認は、会社員の副業のメリット・デメリットと注意点で扱っています。

副業を選ぶときによくある疑問

スキルがない初心者は何を選べばよい?

普段の仕事や生活でできることを書き出し、募集にある「必要な経験やスキル」と比べてみましょう。 未経験者向けの募集から探す方法もあります。

初期費用ゼロで始められる?

持っている道具で仕事を始めたり、無料のサービスで記事を書いたりできます。 交通費、インターネット代、仕事を紹介するサービスの手数料も確認しましょう。 仕事が終わるまでに、何にいくら払うかを数えてみましょう。

在宅なら短時間で稼げる?

家で働く場合も、仕事探し、連絡、作業、修正の時間が必要です。 最初の一件で実際の作業時間を記録しましょう。

この記事は、会社員が副業を選ぶときの考え方を紹介しています。カピとホウさんの会話や作業時間は、説明のために作った例です。

文:Money Now
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参考にした情報・出典
  1. 厚生労働省|副業・兼業 (新しいタブで開きます)

    副業をするときの会社のルールや、働く時間についての資料。

  2. YouTube ヘルプ|YouTube パートナーの収益の概要 (新しいタブで開きます)

    動画に広告を載せ、収入を得るための条件。

  3. 国民生活センター|副業サポートや投資の名目で借金させる業者に注意! (新しいタブで開きます)

    高いサポート代を払わせるために、借金を勧める手口について。

情報確認日:2026年9月27日。作業時間は、説明のために作った例です。仕事の条件は、出典の資料で確認しています。